Menu
第46回日本呼吸療法医学会学術集会ロゴ画像

第46回
日本呼吸療法医学会学術集会

公募企画(シンポジウム・パネルディスカッション・ワークショップ)

呼吸管理戦略を標す:BMI≧35の超肥満患者を受け持ったら…

企画趣旨

BMIが35を超えるような超肥満患者の呼吸管理は非常に難しい。世界中を震撼させたCOVIDパンデミックの際も、肥満患者は重症化しやすく、各御施設がその呼吸器管理に苦慮されたことは想像にかたくない。至適PEEPの検索を踏まえた人工呼吸器の設定や集学的治療を含めて、呼吸器管理のエキスパートとして管理の進め方等を議論して頂きたい。その先には、超肥満患者の診療報酬を全身麻酔管理と同様に加算を得られるように働きかける材料にもしていきたい。肺理学療法の難しさなども含めて、各施設から医師1名と看護師1名のペアでそれぞれのご発表をお願いしたい。
(募集職種:医師、看護師)

呼吸管理戦略を標す:患者人工呼吸器非同調は治療対象となる現象なのか?

企画趣旨

重症呼吸不全の人工呼吸管理では,人工呼吸器と自発呼吸の同調性が合わない非同調という現象が発生することがあります.この現象がクローズアップされるようになって数年が経過しましたが,果たして非同調は,治療をすべき対象かについて,様々な意見があると思われます.このセッションでは,非同調は治療すべきか否か,治療する必要があるのはどのタイプの非同調なのか,もし非同調を治療するならどのような方法で治療するのかについて,最新のトピックや自施設での方針について討論をして頂きたいと思います.
(募集職種:医師、看護師、臨床工学技士)

呼吸管理戦略を標す:胸部CTに基づいた治療方針は有用化?

企画趣旨

人工呼吸管理をおこなう上で、重要なのは肺の病態生理に基づく換気法の設定である。より正確には、肺の病理、といっても良いかも知れない。しかし、肺の病理、をリアルタイムに評価することは難しく、肺の画像診断、特にCT検査は、病理を類推する代替手段となり得る。このセッションでは、胸部CTに基づいた呼吸管理戦略を行うことは有益か?可能か?どのように行うか?について議論を深めたい。
(募集職種:医師)

呼吸器疾患の最新の考え方を標す:間質性肺炎とARDS

企画趣旨

このセッションでは、概念の整理、を行いたい。臨床現場で、“間質性肺炎”と“ARDS”を,混同・混乱せずに、どのように区別、整理すればよいのか、使い分ければよいのか?あるいは、そもそもこれらは単なるMy Wife and My Mother-In-Lawなのか?そもそも、整理しても詮なきことであるのか?間質性肺炎とARDSに関する様々な疑問について整理する試みとしたい。
(募集職種:医師)

呼吸モニタリングを標す:呼吸仕事量の「見える化」とピットフォール

企画趣旨

重症呼吸不全の人工呼吸管理法において、肺保護換気法が重要であるのは明らかである。しかし、その内容は時代とともに変化してきています。つまり,一回換気量制限・プラトー圧制限等だけではなく、呼吸仕事量を適切に制御することも重要な要素の一つとなってきています。近年、経肺圧、EIT、P0.1、ΔPoccなどを初めとして,呼吸仕事量を可視化するための様々な手法が登場してきました。本セッションでは,これらを含め、呼吸仕事量を可視化する様々なツール・指標の特性や,自施設における使い分けについて討論をして頂きたいと思います。
(募集職種:医師、看護師、臨床工学技士)

人工呼吸中の鎮痛鎮静を標す:レミフェンタニルの登場でどう変わったか?

企画趣旨

レミフェンタニルがICUで使用可能となったが、薬液を溶解する手間などもあり、国内での使用状況が気になるところです。そこで、使用しているご施設においてどのような患者に適応し、使用上の注意点や自施設での様々なご経験、フェンタニルとの使い分け、どのような容量で使用しているか、使用したことで得られた良い影響や、反対に不具合など公募演者にご講演いただき、皆でディスカッションできればと考えています。
(募集職種:医師、看護師)

呼吸関連デバイスによる合併症対策を標す:皮膚を守れるか?

企画趣旨

呼吸関連デバイスは皮膚に密着させて使用するものが多く、デバイスの長期使用によりMDRPUを発生するリスクが高い。ECMO、NPPV、IPPV、HFNCをはじめとした呼吸関連デバイスによるMDRPUの予防的看護や教育指導について、スペシャリストによる取り組みとポイントなどを提示していただき、演者を含めた参加者と意見交換を行い、自施設での実践に活かせる示唆を得たい。
(募集職種:看護師、臨床工学技士、医師)

呼吸に関連した特定行為の現状と方向性を標す:私が実践していること

企画趣旨

特定行為研修修了など有資格者が実際に各病院でどのような「特定行為」に関する活動をしているのか、院内での特定行為に関する体制の構築から実践例についての発表を各演者からいただく。参加者が自施設での体制づくり・実践に向けての示唆を得られるようなセッションにしたい。
(募集職種:看護師、医師)

酸素療法の現状と方向性を標す:多種多様なデバイスをどう使い分けるか?

企画趣旨

酸素療法デバイスには様々な種類が存在している。デバイスごとに使用できる酸素流量や吸入酸素濃度が異なるため、それぞれの特性を理解し、装着者の状態に最適なデバイスを選択することが重要である。このセッションでは、現場で使用される酸素療法デバイスについてその特徴や使い方、ピットフォールや解決法などを議論したいと考えています。
(募集職種:看護師、理学療法士、医師)

早期リハビリテーションの現状と未来を標す:早期リハ推進のためのtips

企画趣旨

早期リハビリテーション,特に離床(モビライゼーション)の重要性は既知の事実であり多くの施設で実践されてきています。このセッションでは,そこから一歩先のリハビリテーションスタッフが実施する(離床)プログラム以外の時間帯(休日)で,いかに患者さんを活動させるように多職種へ働きかけているか,その取り組みや現状,そこに至るまでの経緯,今後の課題を共有することを目的としています。また,離床の時期,強度,頻度,期間などについてもディスカッションできればと考えています。
(募集職種:理学療法士、臨床工学技士、看護師、医師)

PICSに対する多職種連携戦略を標す:人工呼吸患者に向けた多角的介入のあり方

企画趣旨

急性期(ICU)から回復期(病棟,回復期病院など)まで,PICSの予防や対応を含めた多職種連携のあり方,工夫,フォローアップを含めた今後の課題などについて,医師,看護師,理学療法士,作業療法士,臨床工学技士などがそれぞれの専門性を活かした介入方法などについて議論ができればと考えます。
(募集職種:看護師、理学療法士、作業療法士、臨床工学技士、医師)

呼吸療法におけるチーム医療の現状と課題を標す:連携強化のための工夫

企画趣旨

呼吸療法は患者が正常な呼吸機能を維持するために必要な治療やケアを含む広範な領域をカバーしており、異なる専門職やスキルを持つ医療プロフェッショナルが協力して最適な治療を提供するためにチーム医療が不可欠であるが、連携がスムーズに進まないこともしばしば経験する。本セッションでは呼吸療法に関するチーム医療の現状と課題について議論していきたい。
(募集職種:医師、看護師、理学療法士、作業療法士、臨床工学技士)

呼吸療法にかかわるタスクシフト・シェアを標す:どこまで進んでいるのか?

企画趣旨

国内の医療現場において様々な分野で医師から他の医療者へのタスクの一部がシフトされている状況が報告されているが、施設間でその程度は様々である。本セッションでは呼吸療法に関わるタスクシフト・シェアについて議論していきたい。
(募集職種:医師、看護師、理学療法士、作業療法士、臨床工学技士)

気道分泌物管理の現状と未来を標す:気管吸引GL2023上梓を受けて

企画趣旨

患者自身で気道分泌物を喀出できない状況では、対応が遅れると窒息という最悪の事態に陥ることも少なくないため、周囲による何らかの排痰介助が必要となり、医療行為としては気管吸引という手法が挙げられる。気管吸引は医師や看護師だけでなく現在では多職種で施行が可能であるが、気管吸引以外の排痰手法も数多く存在するため、状況に応じた対応が必要であろう。今回は、気道分泌物管理について医師、看護師、理学療法士、臨床工学技士のそれぞれの立場から、現状における問題点をまとめ、今後の対策を含めた方向性を標していただきたい。
(募集職種:医師、看護師、理学療法士、作業療法士、臨床工学技士)